当店試乗車 兼 店長ロードバイクとして ポジションセッテイングしていた マルチロードバイク FELT VR3 を色々なロード条件下でライディングして来ました
FELTのパンフレットにも記載されているように ダートを含む あらゆるロードでもハイパフォーマンスを発揮できるマルチロードバイクと謳っている VR3 を グリップ力が悪い 少しぬかるんでいるダート や 砂利道・急勾配な上下坂道 を走ってみました
ぬかるみのあるダート砂利道勾配のきつい坂道
先ずは 低ミューなロードを走った場合 通常のロードバイク(700×25cタイヤ)より 太いグリップ力のある 700×28cタイヤ を装着いている VR3 は 420㎜幅の広めのハンドル(標準ロードバイク400㎜)と 太めの28cタイヤとで 低速走行でのバランスも取りやすく 標準ロードバイク(25cタイヤ)では ハンドルをとられて走破しにくい場所でも 安定感のあるライディングが出来ました
幅420㎜広めのハンドルロードバイクでは少し太めの700×28cタイヤ
凸凹がある舗装路を走行した場合も 標準ロードバイク走行では 突き上げ感の強い振動を身体で感じる事があるのですが VR3フレーム(軽量カーボンフレーム)は シートステーブリッジを無くした形状 が まるでリアサスペンションが付いているかのように 抜群の振動吸収性能を発揮してくれて 乗り心地の良さを体感できました
クッションが効いた シートステーブリッジを無くした形状のVR3キャリパーブレーキ用穴が開いているブリッジ(リドレーフレーム)
平均勾配15%位の上り下り坂でも 標準ロードバイクのギア比(最大34T×32T)より軽い 32T×32T(ギア比1回転)の設定がありますので キツイ登り坂でも脚に優しく 急な下り坂を下る際も 油圧ディスクブレーキ標準の VR3 はブレーキの効きは抜群で 安心して下ることが出来ました スピードが出せるバイクには 信頼性のある強力なブレーキは必須ですよね
VR3油圧ディスクブレーキ
今回 低ミュー路での走破性能 や 凸凹道でのカーボンフレームのシートステーによる振動吸収性能・急勾配での登坂性能・スピードが出る下り坂などでのブレーキ性能と あらゆるロード条件下で性能を発揮・体感できた VR3 はロードバイクの行動範囲が広がって 遠くへ行くのが楽しくなる マルチなロードバイクでした
この FELT VR3 は当店試乗用として常備していますので ご興味のある方は是非スタッフに声をかけてくださいね
FELT VR3ホームサイト
https://www.riteway-jp.com/bicycle/felt/2017/vr3/
補足
ディスクブレーキとキャリパーブレーキの効き方についてですが 長年キャリパーブレーキに慣れている私にとって キャリパーブレーキのシューとタイヤとの距離が近いため ブレーキレバーを掛けてから すぐ効きはじめる感覚とは違い ディスクブレーキの場合 ブレーキを掛けてから ブレーキシュー・ローターからスポークを通ってブレ―キが効くため ローターからタイヤまでの距離が長く 一瞬のタイムラグに少し慣れが必要でしたが これはハイスピードでクイックな下りコーナーを攻めた時の話でして 最初から VR3 の様な 油圧ディスクブレーキ に慣れている方でしたら 違和感など無いと思います。それより強力なディスクブレーキパワーは頼もしいですよね
タイヤとキャリパーブレーキシューの距離は短いブレーキローターからスポークを伝わってタイヤまで距離が長い